おじいちゃんのイチヂク
2016年8月7日
私が4歳くらいの頃 父が祖父たちと一緒に仕事をしていたこともあり 祖父の家まで「出勤」していました 電車を乗り継ぎ1時間弱の通勤です 住吉公園という駅までくると そこからは徒歩です 2キロ程度だったのでしょうか? 子供の足で歩くには結構な距離です 暑い日も寒い日も 母と一緒に歩きました
おかげで、小児喘息だったのがすっかり治ったので 子供を持った今 体力づくりって重要だと思っています
さてさて
仕事場に「出勤」すると わたしが寂しく無いように 遊んでくれたり 台湾バナナが入荷する倉庫に買い物に連れて行ってくれるのが祖父でした 家の横には大きなイチヂクの木があり 品種なんてわからないけど 夏になると 良く熟れて お尻が割れた実を私に食べさせてくれるのです
完熟の実はとても甘く イチヂクの時期は毎日の「出勤」が楽しみでした 祖父が その年の秋に亡くなったこともあり この歳になってもあの甘さを忘れることはないです きっと祖父と過ごした最後の夏の思い出と一緒になっているんでしょうね
私はこの時期の記憶がとてもあり 今でも当時の祖父の家の見取り図を書くことができるし 会話もなんとなく覚えています
4歳だからって何もわからないわけではないのを身を以て体験しています なのでなので お子様のいらっしゃるお庭には必ずと言っていいほど何かしらの果樹を植えさせてもらっています 家族と一緒に育て 収穫した時の思い出はいつまでも記憶に残ると思うからです こんなことから 少しずつ 植物 食物 自然の関心を持ってもらえたら いいですね