家の内側を飾る「インテリア」に対して、家の外側の装飾するのが「エクステリア」。しかし堀越造園では、エクステリアも家の一部であり、住む人の暮らしの中にあるものとして考えます。家具や壁紙を選ぶように、庭木や門扉や郵便受けにもこだわってほしい。自然の中で時間とともに色や形を変えていくエクステリアは、まさに庭そのものなのです。
家なのに外、外なのに家、それがウッドデッキの最大の醍醐味でしょう。雑草が生えないため手入れが簡単で、足を汚さずに気軽に外の空気を吸えます。ウリン材などの高耐久性木材(ハードウッド)を使用すれば、15〜20年近く大きなメンテナンスが必要ないと言われています。鉢植えを置いても面材が腐らず室内の延長線で植物を楽しむことができますし、バーゴラを作れば日よけだけでなく子どものためのブランコなどを吊るすことなどもできます。
さらに堀越造園では低めのウッドデッキをアプローチのように見せるなど、ウッドデッキの持つ色々な可能性を引き出します。
アプローチは庭づくりで最も重要な要素のひとつです。
堀越造園に寄せられる庭の悩みの多くが、このアプローチをきっかけに解決します。庭好きな方ほど色々な植物をたくさん植えたくなるものですが、人が歩く動線と植物を植える場所をしっかりと区別して考えることがポイントです。
また、アプローチには来客を家に導く最初の一歩としての大切な役割もあります。アプローチのデザインや材料次第で玄関回りの印象がガラリと変わります。和風、洋風、モダンなど、住まいに合わせて材料選びまで徹底的にこだわるのが堀越造園のエクステリアデザインです。
私たちが花壇を作るときに気をつけるのはサイズです。大きすぎる花壇は手を伸ばしても奥まで届かず、花壇に入って作業することなるので足が汚れるだけでなく植物を傷めてしまいます。そこで、例えばデッキに花壇を組み入れればスリッパや裸足のまま無理のない姿勢で作業ができ、花壇の高さを調整することで車椅子での作業も可能になります。
花壇の材料は、家の雰囲気や植えたい植物に合わせて石材やハードウッドを選び、根腐れしないように水はけのよい土を選んでいます。
フェンスにはアイアン(鉄製)のものやハードウッド(木製)のものがあり、デザインの自由度が高いのでエクステリアの中でもお客様の個性を出しやすい部分です。用途も様々で、目隠しはもちろんのこと、植物を絡ませる壁としての役割もあります。植物との相性で素材や形を選ぶことで、統一感が生まれて庭の表情がぐっと奥深いものになります。門扉も同様にオリジナルデザインのものをお作りできます。
庭作業に欠かせないのが道具。こだわればこだわるほどかさばる道具が増えて置き場所に困ります。しかし、それならいっそのこと道具置き場も庭の一部分にしてしまおう、というのが堀越造園の考え方です。既成品でもちょっとした工夫でユニークな物置に早変わりするものがたくさんあります。もちろん本格的なガーデンシェッドを建てるのもいいでしょう。こだわりの道具に囲まれて、第二の家のような隠れ家となることでしょう。
庭づくりの重要なアクセントにアイアンワーク(鉄を加工して作る製品)があります。堀越造園でアイアン製品を作るときには、お客様とのヒアリングを通じて私たちが設計デザインをしたものを、提携先のアトリエに委託して製鉄します。
アイアンワークは木材よりも老朽化が遅く、錆びていく様子もデザインのひとつとして長く楽しむことができます。鉄は一見無機質で冷たい印象を受けますが、実は有機的な植物と金属の硬質な風合いのミスマッチがとてもよく似合うのです。金属と植物がどちらも古くから地球で共存してきたもの同士だからでしょうか…。